「負動産」
今までにはなかった表現ですよね。
最近はよく耳にするようになってきましたが、ではどのような不動産なのでしょう。
利用していなく、賃貸で貸すこともできず、資産性も少ない不動産
維持管理費用や固定資産税等のお金は掛かるばかりで、売る事も貸すこともできない不動産の事です。
では、なぜこのような事になってしまったのか?
現在の日本では、核家族化が進み特に地方に多いのですが、祖父母や親の住んでいた家や土地が相続されないままとなっており社会問題となっております。
政府は登記の義務化の法整備をすすめていますが、
既に全国では2018年の段階で850万戸(空家率13.6%)
所有者が不明な土地が410万ヘクタール
地方都市の地下は下落し、相続人が相続したくない状態がすすみこのような未登記もしくは所有者不明の土地が多く存在する事態となっています。
当社にご相談頂きました例をあげさせて頂きます。
①田舎の土地建物
祖父母の住んでいた家、子供の時には何度か里帰りで行った事はあるが祖父母が亡くなり、親の兄弟で分け合って相続したが、老朽化が激しく現在は貸すこともできずに放置の状態が10年以上続いている。見に行くにしても遠方でもあり、親の兄弟との共有でもあり、自分では決めることができない状態である。まして従妹との面識も少なく今後はどうすれば良いのか?管理もできなければ、固定資産税も従妹が半分払ってくれるのかも不安である。
②放置山林
先祖代々の山、いつから所有しているかも不明、所有者も調べたら祖父母の段階で10名以上、どうしてこのような事になっているのかもわからない。場所も行った事もない負動産、固定資産税はたいした金額ではないが将来的に管理責任等の問題もあり、どうにか処分しておきたい。
③原野商法で騙されて購入した土地
昭和50年代から60年くらいに原野商法で絶対値上がりますと言われて購入した土地、
現在も固定資産税は払っているが、建物を建ててもなく、ただただ放置しているが、子供達には相続させたくないので、自分の代でなんとか処理しておきたい。現地の不動産屋さんに相談したが、開発もされず、ただの山で道もないので売れないとの事で途方に暮れている。
④別荘地
親が購入した別荘地、子供の頃には何度か遊びに行った記憶はあるが、最近は全然利用してない、別荘地には固定資産税とは別で管理費があり「年間5万」建物も老朽化がすすみ利用する事ももう無いであろう。解体するにも費用が100万以上と言われ、売りに出しても周りもほとんど売りに出ている状態で、スラム化しており売れる可能性はほとんど無いと言われてしまった。
⑤借地
都市部にあるが、間口の狭い借地。相続したが間口が狭いので再建築はできないと言われてしまった。兄弟でも共有でもあるが関係性も悪くなんとかしたい
当社への相談事例の一部です。ほんとうに一部です。
このように負動産化してしまっていませんか?
負動産は「捨てる」時代になってきております。
当社では不動産引取サービスをおこなっております。
負動産は、お早めに処分する事をおすすめします。建物の老朽化が進む前に、土地の中の木が伸び放題になって近隣とのトラブルになる前に、トラブルやリスクが大きくなりますと引取り費用は当然高くなります。そうなる前に引取のご相談を頂ければ安価にて対応可能となります。
皆様も、ご自身の不動産やご両親の不動産をもう一度確認されてはいかがでしょうか?
将来的なリスクは、減らせるものであれば減らしておきたいですものね!
恵比寿商会株式会社
フリーダイアル0120-539-894
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