前回の①では、山林を売却するにあたりのニーズを中心に書いてみました。今回は売却の手
続きや、費用等の具体的な内容に踏み込んでみたいと思います。
まずは基本的な内容を把握しておきます。
①所在地(登記簿を確認しましょう。)
②面積(広さ)
③境界(どこまでが自分の山林なのか?)
④山にある木の種類(杉とか・それとも雑木林なのか)
⑤評価証明書(固定資産税)
⑥管理の状態
最低この程度が揃えば、売却のスタートできそうですね。
次は売却に掛かる費用となります。
通常の宅地建物取引業であれば(3%+6万)となりますが、山林は宅地建物取引業法が当てはまらないみたいです。よって手数料に上限はありません。また、山林の売買は不動産業者でなくても行えるんです。知人でも、山林組合とかになるのでしょうか。。
よって、売却の依頼をする場合には、仲介手数料をキチンと把握されることをお薦めします。
山林を買ったり売ったりした場合の税金は?
山林取得税というものがあります。(山林を購入した人が払う)
譲渡所得税。(山林を売った人が利益が出ていたら払う)これ短期と長期所得とあります。
税金に関しては通常の住宅と同じように税金があるって事ですね。
山林は宅地建物取引業法外との事であれば、契約書も簡素な物で行うこともあると思われます。通常であれば、いろいろと調査をして引き渡しとなりますが、山林はそうではないので、購入される方はご自身でキチンと調べる必要がありますね。
仮に別荘を建てようと思い購入するのであれば、入念に調査をしておかないと、基本的なインフラ(道路・電気・上下水道)等の設備をご自身で整備するにしても苦労されることになりかねません。
最後に管理の状態となりますが、コレ結構大切です。
購入する側の気持ちになってみましょう。
①山林と考える場合、植えてある樹木の種類や、管理の状況が良好であり。基本的な道路や切り出した樹木を運び出すことが容易である。
②リゾート開発においては、山林の中の傾斜地が比較的少なく、温泉等の設備が可能である。かつ近隣に景勝地や観光スポットがありお客様を呼べる立地である。
③別荘では、平地であり建物が建てられて、道路状況が良い、都市部からアクセスの良い場所の山林で基本インフラが容易に設置できる。
④太陽光、基本に送電線が比較的近く、工事をするにあたり、道路が良く、できれば平坦な部分が多く、鹿やイノシシ等の配線等をかじったりする動物が少ない場所で、柵を作ってでも利益があがる場所である。
⑤資材置場トラックが交差できる程度の道路状況で、アクセスが良い山林で、資材を置く平面な場所が確保できる。
みなさんのお持ちの山林はどれに当てはまりますか?
書いてる私も山林の売却は難しいと感じました。
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